屋根点検レポート
ドローンによる屋根点検のご依頼をいただきました。
お客様のご厚意により、事例としてご紹介させていただきます。なおプライバシー保護のため、場所や個人情報が特定されない形で掲載しております。
点検概要
・点検方法:ドローン空撮による全体確認
・点検箇所:屋根全面
・点検目的:経年劣化の有無、汚れ・苔の付着状態確認
・今回はお客様より屋根に白いものが乗っているように見えるとのことで
ご依頼をいただきました。
点検結果
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撮影した写真からスレート系乾式コンクリート瓦とみられます。
屋根材の黒い表面塗膜が広範囲にわたり剥がれ落ち、内部の白い基材(セメント成分)が
露出しています。
これはあるメーカーの屋根材に多く見られる劣化症状です。
基材が露出しているため、屋根材が水を吸い込みやすく、劣化の進行が非常に速まる状態です。
人が乗るだけで割れるほど脆くなっているケースが多いため、これ以上の詳細な現地調査は
困難であると判断されます。
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内部の白い基材(セメント成分)が露出しています。
今後の対応について
現状屋根材が非常に脆くなっているため、再塗装によるメンテナンスは不適です。高圧洗浄や塗装作業で屋根材が割れてしまうリスクが高く、また塗装をしてもすぐに剥がれてしまう可能性が高いです。
最も推奨される改修方法は、既存の屋根材を撤去して新しい屋根材に葺き替える「葺き替え工事」です。
まとめ
ドローン点検により、屋根の状態を安全かつ短時間で確認することができました。
今回のような状態の屋根の場合、点検作業も大変危険のものとなります。
ドローンによる空撮でより安全な点検、また報告が出来ました。
今後の対応はお客様に一任しておりますが、お見積り等ご依頼をいただけましたら
専門家へ相談し、最適な施工方法、お見積書提出させていただきます。